「SDGs」というワードを見かけることはありませんか?
私もつい先日、ファッション雑誌を読んでいたところ、
特集の1つに「SDGs」に関する内容が取り上げられていました。
なんだか流行り言葉のように感じてしまう言葉ですが、
わたしにも、そしてこの記事を今読んでいるあなたにも、よく関係している言葉なんです。
なるべくわかりやすいようにお伝えできればと思うので、ぜひ読んでみてくださいね!
01.そもそもSDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という言葉の略称です。
2015年9月に行われた国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載されている、2030年までの国際目標のことを指します。
※国連サミットとは?
193の国連加盟国の首脳や閣僚、国際機関や民間企業、研究機関、市民団体などが参加し、2016年から2030年にわたる15年間で国際社会と各国政府によって共有される行動計画を決める国連主催の国際会議のことです。
現在、国連加盟国のすべてが「持続可能な世界を実現する」ために17のゴールに取り組んでいます。
02.目標を実現するためには?
さて、SDGsについて、なんだか壮大な目標だなぁと思いますよね。
では、具体的にはどうすれは実現できるのでしょうか。
持続可能な世界を実現するためには、4つのことが求められているようです。
4つのこと
1.何世代にわたっても住み続けることのできる地球環境を整えること
2.争いや飢餓がなく、人類が安心して暮らすことができる社会基盤を構築すること
3.生活をよりよくするために産業や技術を回診し、経済を発展させること
4.上記3つの項目を実現するために人と人との協力が欠かせないということ
03.どうして実現する必要があるの?
では、どうして国の代表でもない私たちが実現するために取り組まないといけないのでしょうか。
それは、私たち一人一人が暮らしている地球や生命に感謝をし、これからの時代を生きていく子どもたちや孫、そしてさらにその次の世代が快適に暮らせる環境を整えるためです。
思えば、地球環境や貧困に関するニュースは何十年も前から言われてきていましたよね。
実際、私が小学生だった2000年頃にも「このままだと地球温暖化によって氷河が溶けだして海面上昇が起こってしまい、人々の暮らす場所が水につかってしまう。」なんてことを勉強をした記憶があります。
それも20年前のことなので、ついに全世界が同じ目標を掲げて達成するべき時がきたというところです。
04.大橋量器の取り組み
さて、ここまでSDGsに関してお伝えしてきましたが、何となく理解できましたでしょうか?
ここからは、わたしたち大橋量器/枡工房枡屋がどういった取り組みを行っているのかをお伝えしたいと思います。
先に挙げられた17のゴールの中から、これはわたしたちでも実現できそうだ!というゴールを取り上げてみました。
8.働きがいも経済成長も
わたしたちは「枡を粋で、格好よく。枡をエンターテイナーに。」をスローガンに掲げ、
固定概念にとらわれることのない、革新的な事業展開で新しい仕事づくりを行っています。
また、枡といえば岐阜県大垣市を代表する伝統地場産業ですが、大垣市にとどまらず日本が誇る伝統産業でもあります。
その継承と技術を生かした新しいものづくりに挑戦すること。
そして、地域の木材や人材といった地域資源を利用し、地域経済を豊かにする地域循環型の会社づくりに努めています。
12.つくる責任、使う責任
枡に使用している木材は、家を建設する過程で生まれる資源(端材)を再利用しています。
そう、枡は森から木材を切り倒しているわけではなく、ほかの用途を経た木材を余すところなく使うことができるエコな商品なのです。
ちなみに、製造工程で生まれる端材も無駄にはしません。
端材は木材を乾燥させるための燃料やキャンプ用品、ストラップとして商品化を行うことで活用しています。
木を削ったときに出てくる薄い木の削り節「かんなくず」は緩衝材としてお客様の手元に届け、
プチ檜風呂感覚を楽しんでいただいたり、芳香剤として使用いただいたりしています。
13.気象変動に具体的な対策を
昔からの伝統ある無地枡以外にも、酒器や食器、インテリアなどさまざまな用途で使うことができる枡づくりを展開し、日々の暮らしにおける木材商材の利用促進に努めています。
自然素材であるヒノキを活かしたモノづくりに努め、製作工程で出てくる端材なども化石燃料由来エネルギーに頼ることなく、二酸化炭素排出の削減につなげています。
14.海の豊かさを守ろう
海と山がつながっていることはご存じでしょうか?
森林の育成に貢献することは、山から川へ、川から海へ栄養が行き渡り、海の環境保全につながっています。
100%日本産の桧を使用することで輸送にかかる二酸化炭素の削減や燃料による海洋汚染を回避します。
また、生物分解・焼却分解可能な土にかえる自然素材を使用することで、環境に負担をかけない“脱プラスチック”の商品づくりに取り組んでいます。
15.陸の豊かさも守ろう
海の豊かさを守ることは、陸の豊かさも守ります。
先に伝えた通り、枡に使用している木材は住宅を建設する過程で生まれる資源(端材)を使用しています。
資源を再利用した無駄のない商品づくりに取り組むことで健全な森林の育成や土砂災害の防止に貢献しています。
※日本の森林は手入れが行き届かず、過密に生えてしまっていることが問題となっています。
陽の当たる程よい本数に間引き、木々に十分な栄養を与えることで森林の土壌が守られ、
地滑り等が起こらなくなります。
そして最後に、大橋量器では東海地方を中心に枡づくり体験やワークショップも行っています。
日本の木を使ったワークショップを開催することで、小学生をはじめ大人まで楽しみながら木について学ぶことができる木育に取り組んでいます。
05.さいごに
さて、ここまで長い文章を読んでいただきましたがいかがでしたでしょうか。
とても長く書いてしまったので、途中で読むのをやめてしまったという人もいらっしゃると思います。
そんななか、最後まで読んでいただいたこと、本当にありがとうございます!
わたしたち大橋量器は、これからも枡の製造・販売を通して、木材が循環する流れを作り、日本の枡づくり文化そして伝統産業の継承に努め、持続可能な社会を目指していきたいと思います。
あなたはどんなことから、はじめることはできそうでしょうか。
計量カップを枡に変えてみる?
加湿器を電動から、電気を使わないエコな加湿器に変えてみる?
あなたのなかに芽生えたSDGsへの想いを実現するために
少しでも私たちの存在が力になれたらとても嬉しいです!
★今回 「枡」に興味を持っていただいた方 へ朗報です!
新(開発中)商品を無料で楽しめるプロジェクトを開始しました!
その名も『大橋量器 アンバサダー プロジェクト』!
大橋量器と一緒になって、商品を楽しみながら作ってみたい、
伝統工芸品をもっと発信していきたい方、お待ちしております!
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